ZC33Sは走りを楽しめるコンパクトスポーツカーです。
しかし、車は走りが楽しければOKという人もいれば日常使いはどうなんだと思う人もいます。
通勤や買い物といった日常の足として使いやすいのか、家族が増えても乗り続けられるのか。購入を検討している人にとっては、こうした実用性も重要かと思います。
私はZC33SのAT車を日常的に使用しています。というか私もサーキット行くわけではないので街乗り用の車として使用していますね。
今回は、日常の足としての使い勝手からファミリーカーとしての実用性まで、良いところと気になるところを紹介していきます。
街乗り用の車でスイフトとスイフトスポーツで迷っている人、スポーティーな車に乗りたいけど実用性のある車が欲しい人向けに参考になれば幸いです。
まずいい点から
結論から言えば、日常の足としては十分に優秀だと思います。
スイフトスポーツはスポーツモデルではあるものの、基本的にはベース車のスイフト同様5ドアのコンパクトハッチバックです。
ドアが4枚あるため後席へのアクセスも良好で大人4人が快適に移動できます。

乗車定員は5名のため快適ではなくなりますが、どうしても大人5人で移動するとなった時も対応できます。
後席にはISOFIXが装備されていてチャイルドシート装着可能です。
運転席、助手席はセミバケット形状のシートなのでヘッドレストに引っ掛けるタイプのフックなどは使えないのですが、後席はヘッドレストがあるため
こういった買い物袋を固定できる商品を活用できます。

100均で購入。結構便利です。
全長3,890mm、全幅1,735mm、全高1,500mmというボディサイズは日常的に使ううえで扱いやすい部類に入ります。
全幅はベースのスイフトに比べ拡張されているため、やや広めではありますが全長が短いため取り回しに困る部分は少ないです。
駐車する際も横幅はそこまで余裕がある場面は少ないですが、前後は雑に停めても余裕があります。
最低地上高は120mmで スイフトと同じです。純正車高の状態であれば低くて困る場面はほぼないかと思います。
全高もピュアスポーツの車に比べ高いため乗り降りの際に潜り込むような姿勢ではないので楽ですね。
ドアも長くないので狭い駐車場での開閉で気を使う場面が少ないです。
最小回転半径も5.1mとFFながら優秀な数値で小回り効かないなと感じる場面はないですね。
トランスミッションはMT/ATが選択できます。今時は少ないですが、スポーツモデルはMTのみの設定という車種もあるのでZC33SはATしか乗れない人でも安心して乗れますね。
パドルシフトが装備されているのでATでもある程度シフトアップ・シフトダウン操作ができるのも魅力ですよ。
あとこれはスポーツカーとしての良さですが街乗りで感じる余裕として紹介します。
ZC33Sは1トン切りの車重にターボで140馬力というスペックを持っているため勾配のきつい道や高速の合流や追い越しなどパワーが必要な場面で困るということがないです。
大荷物や大人4人乗せてエアコン起動していても余裕をもって走ることができるのも強みかと思います。
一般的な街乗り用の車との違いが一番 感じれるのは峠の上りでしょうかね。よく曲がり、パワーもあるので楽で楽しく走りやすいと思います。
パワーもさることながらトルク、特に低速トルクが優秀でこれが街乗りの出足の速さに直結します。
0発進からサッと流れに乗りたいときもこの太いトルクのおかげで出遅れることがないので加速できずに後続車に迷惑かかるなんてこともないです。
軽量、小排気量ゆえにターボ搭載モデルであるにもかかわらず燃費は良好で街乗りならリッター12〜14くらいです。
ダウンサイジングのおかげで1.4Lなので自動車税は一般的なコンパクトカーと同じ区分です。
荷物もそこそこ乗ります。先代からトランクルームも広く改良されています。

助手席を倒し、トランク側から後席を倒せばある程度長尺物も積むことができます。
リセールがいいです。型落ちになったとしても需要があるためベースモデルのスイフトに比べ高く売れます。
特にMTの方が値は落ちにくいです。
ATはリセールでは不利ですが、その分買うとき安く買えるのとATの場合街乗りで使う層が大半だと思うのでMTに比べ綺麗であったり状態のいい個体に出会える可能性が高くなります。
快適装備が充実しており特に街乗りでは快適です。スマートキー、電動格納ミラー、シートヒーター、オートライト、ステアリングスイッチなど現代の基本的な装備は一通り標準で装備されているため後付けする必要もなくありがたいです。
200万前後だった新車価格を考えるとかなり豪華装備だと思います。
また年式にもよるんですがセーフティパッケージが装着されている車両は安全装備が充実しているのも街乗りでは安心できるポイントです。
車線変更時に役立つブラインドスポットモニターや死角の確認に役立つ全方位モニターなど事故を減らすためのサポートが充実しています。
見た目はスイフトからいろいろ変更点はあるんですが車に興味ない人からしたら普通のスイフトにしか見えないと思います。
ただ、チャンピオンイエローはスイスポのイメージは強すぎるためただのコンパクトカーとして街に溶け込みたい、あまり目立ちたくないといった人はイエローやツートンカラーであるファイナルエディションは避けた方が無難かと思います。

気になる点として
スポーツモデルのためガソリンがハイオク指定でベースのスイフトや他の街乗り用のコンパクトカーと比べると燃料費が高くなります。
燃費は悪くないので格段に維持費があがるわけではないですけどね。
維持費の面でいうとエンジンオイルの交換頻度がNAに比べ短いのとタイヤサイズが特殊なため純正サイズで交換すると高価になりがちですね。

205で探した方が選択肢多くて安く済むと思います。
あとは乗り心地ですかね。感じ方は個人差あるかと思いますがやや硬めなほうです。
足回りの味付けやタイヤのサイズがスポーティなのでしょうがないかと思いますが街乗りだと段差やマンホールで結構衝撃来るので乗り心地が良いとは言えないです。
自分的にはキビキビ動いてくれて硬すぎないので全然気になりませんがフワフワが好みな方は合わないかもしれません。
リアドアの開口部が前席に比べ狭く乗り降りや荷物の積み下ろしが少々やりにくいのが気になります。
チャイルドシートの脱着、子供の乗せ下ろしは少しやりにくいかなと思います。
Aピラーが太く前方の視界が悪いです。長いカーブだと角度によっては対向車や左右から接近する車がちょうどピラーと重なって全く見えなくなるときがあるので少し注意が必要です。
中古で買う場合は新車価格に比べ値落ちしにくく割高感があるかもしれません。
実際私も標準モデル生産終了後の中古購入ですが、新車価格とほぼ変わらない価格でした。
裏を返せばリセールの高さといえるので良い面とも言えるのですがね。
家族が増えた場合の実用性としては正直厳しい面があるかなとは思います。
後席にドアありますし、トランクもそこそこ広いのである程度は対応できると思うのですがチャイルドシート2台+ベビーカー2台とかになってくると荷物を載せるスペースがかなり限られて苦しいかなと思います。
ただこれはZC33Sの弱点というよりはスイフト、もっと大きくいうとコンパクトカーというジャンルの限界ですね。
まとめ
自分の感想としては峠や高速などでは走りの楽しさを味わうことができ、街乗りでは不便しないので本当にちょうどいいと言える車です。
あと、スパルタンなスポーツカーに疲れた人年齢やライフステージの変化で走りよりも実用性が必要になってきた人にはうってつけの車だと思います。
自分も若い時は走り最優先って考えでMTしか乗るつもりはなかったし実用性を損なうようなカスタムしかしていませんでした。
楽しかったですが、今同じようにすることはいろいろ生活のことを考えると不可能です。
そんな中で走る楽しさを残しながら実用性を損なわない仕上がりになっているZC33Sに出会えてよかったと思います。
走行性能なんてどうでもいいという人にはオーバースペックで不便なところが目立つかもしれませんが走行性能の高さは、単に速く走れるというだけではありません。コーナリングやブレーキングなどに余裕があることは、街乗りでの安全性にも関わってくると思います。
少しでも興味がある方はスイフトスポーツを選んで後悔はないかと思います。
またRSやRStといったスイフトとスイフトスポーツの中間グレードのような立ち位置の車もあるのでスポーツまではいらないという人にはそちらもおすすめです。
違いは別記事で解説しているのでよかったら参考にしてください。

以上、スイフトスポーツの街乗り実用性についてでした。
