激安アジアンスポーツタイヤKENDA KR20をZC33Sに装着レビュー【1本1万円以下】

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ZC33Sのタイヤを履き替えるタイミングで、いろいろ悩んだ末に選んだのがケンダのKR20です。台湾のメーカーで、いわゆるアジアンタイヤ。カイザーという別名でも知られているスポーツタイヤですね。

国産ハイグリップは正直高すぎる、でも激安エコタイヤだとスイスポの脚に対して役不足な気がする。その間を埋める一本として、KR20はちょうど良い位置にいるんですよね。値段だけ見ると不安になるレベルですが、結論から言うと、私の使い方には十分ハマっています。

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KR20の基本スペック

サイズ展開は13インチ~20インチまであります。
ジャンルは公式でスポーツタイヤと記載されています。
サイトから商品説明を一部抜粋すると、
・独自のショルダー設計で空気共振を削減し、ノイズを低減します。
・大きなホイールにも適合。リムガードがホイールを保護します。
・接地面積が均等で摩擦がかたよらず、高速域でも安定した走行が可能。
・デジタル3Dトレッドを採用。2種類の溝により排水性を強化。
だそうです。

KR20を選んだ理由

KR20の前に履いていたのは、中国メーカーのウィンランR330です。

アジアンタイヤの中でも特に激安の部類で、コンフォート寄りのキャラクターのタイヤ。購入時から
付いていたもので、自分で選んだわけではないです。
最初からこれだったので違和感はなかったですが今思うとZC33Sに対しては力不足ですね。
R330は柔らかめのコンパウンドで、街乗りでの乗り心地そのものは悪くないです。ただ、ちょっと飛ばしたときの腰砕け感やコーナリング中にヨレる感覚が強い。
スイスポの脚の良さを引き出せていないというか、車のキャラと噛み合っていない感じがありました。

なお、純正のコンチネンタルは経験できていないので、本来の出荷状態との比較はできていません。
そこで次は、同じアジアン枠でもスポーツ寄りのKR20に行ってみよう、と思って今回選びました。
アジアンハイグリップとも迷ったんですが、段階的に試してみようかなと。

サイズ選択について

純正サイズは195/45R17ですが、今回は205/45R17を選んでいます。
残念ながら195/45R17 は存在しません。存在しない銘柄のが多いです。
↓スタッドレスもKENDAのKR36にしたんですが、こちらも205/45R17にしています。

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見た目・デザイン

KR20のパターンは派手な部類で、Vシェイプの溝が深く切れているので、止めているだけでも走る気を感じさせる顔つき。

特徴的な見た目で明らかに「走るタイヤ」の顔です。デザインに気合いが入っているのは好印象。
好みは別れそうな見た目ですけどね。

ドライ性能・グリップ感

一番分かりやすかった変化は、0発進のべた踏みです。R330ではホイールスピンしていたのが、KR20に換えてからしなくなりました。
コンパウンドの違いが発進時のトラクションに直結している感じで、ドライグリップの差はここが一番はっきり出ていると思います。
コーナリングもサーキット本番向きではないと思いますが
街と峠を行き来する分には十分です。
ワインディングは明らかに前より楽しいし、街乗りも不快ではないです。

絶対値で見れば国産プレミアムには及ばないと思いますが、価格帯を考えれば文句なし。

ロードノイズ

ロードノイズはVパターンなので気になるかと思っていましたが、体感的にはR330との差はあまり感じていません。
R330もコンフォート系とはいえ激安タイヤなりのノイズ感がありましたし、KR20に換えて「うるさくなった」という感じは特にないです。
元がうるさかったので変化に気づいていないだけかも。
ZC33S自体がもともとうるさい部類の車なので、トータルで気になるほどではないというのが正直なところです。

乗り心地

乗り心地はR330より悪化しています。R330は柔らかいコンパウンドでギャップを吸収してくれるタイプだったので、街乗りの快適さに関してはR330の方が上でした。
KR20は硬い感じで、マンホールや段差の「ドンッ」がダイレクトに伝わってくる感覚が強くなりました。

悪化したと言っても我慢できない領域ではなく、「スポーツタイヤとして許容範囲」というレベルです。
ただ、乗り心地を重視して選ぶタイヤではないのは確かで、街乗りタイヤからの変更の場合
ここだけは退化を覚悟しておいた方がいいと思います。

ウェット性能

ウェット性能に関しては、R330からKR20に換えて大きく変わった感覚はないです。
雨の街乗りで発進や停止、緩めのコーナーをこなす分には普通に問題なし。R330がCランクラベルだったことを考えると数字上は違うはずですが、日常の使い方では差が出にくいのかもしれません。

高速の大雨では少し慎重に走るようにしているのはKR20でも変わらず。アジアンタイヤ全般に言えることですが、ウェットの限界は国産プレミアムより低めと割り切ったほうが安全だと思います。

レビュー見てると結構ウェットは悪い評価が多いんですよね。
こちらも元々が性能低めなタイヤからの変更だったので、悪化した印象はないです。

耐久性

耐久性に関してはKR20は減りが早いタイヤではないと言われています。
3年または30,000km程度が交換目安と言われていて、街乗りメインの使い方ならコスパ面でしっかり元が取れる印象。

ネット上の評判

ネットのレビューを見てみるとドライグリップは概ね好評で、価格以上のパフォーマンスが出る、ブレーキの止まる感もあるという声が多数。
縦グリップはしっかりしているが横グリップは価格帯なり、という評価も出ており、国産ハイグリップほどではないが限界が分かりやすくコントロールしやすいとのことです。

ウェットは街乗りレベルでは問題ない一方、90km/h付近から安定性が怪しくなるという報告が複数あり、高速の大雨では過信禁物。
乗り心地はゴツゴツ感が増したという意見が多く、ロードノイズもエコタイヤと比べると大きい印象とされていますが、マフラーを替えるような層には許容範囲。

空気圧については適正圧(260〜290kPa)を下回るとヨレが出やすいという報告が多く、XL規格であることを知らずに低めで運用しているケースが否定的レビューの一因になっている節があります。

耐久性はスポーツ走行混じりで25,000km前後、街乗りメインなら3万km前後が目安という評価が多く、極端なサーキット連続走行では熱ダレが早いという声もあります。
全体を通じると、否定的なレビューの多くは大径サイズや空気圧管理不足のケースに集中していて、適切に運用すれば価格帯を考えれば十分という評価で落ち着く傾向があります。

他タイヤとの比較

同じアジアンスポーツ枠で最もよく名前が挙がるのが、ナンカンのNS-2です。台湾製同士で価格帯もほぼ同じ(205/45R17で1本8,000〜10,000円前後)で、最大のライバルと言っていい存在。


KR20と比べてサイドウォールがわずかに柔らかく、乗り心地はNS-2の方が少しマイルドという声が多いです。
その分コーナリング時のヨレ感がKR20よりも出やすいとも言われていて、グリップ自体はほぼ同等とも、KR20の方がわずかに上とも言われますが、体感できるほどの差はないと思います。

一段上を求めるならフェデラルの595RS-RRが定番。価格は1本1万2〜3千円前後上がりますが、ドライグリップはKR20より明確に上で、サーキットユーザーからの評価も高い。「KR20をステップアップしたい」と思い始めたら、次の候補としてアリかもです。
(215/45R17しかなさそうで現在在庫切れ?)

国産と比べてみると
国産でKR20と直接比べやすいのが、ダンロップのDIREZZA DZ102です。


実は最安値ベースで見ると205/45R17で1本1万円前後と、KR20とほぼ価格帯が重なります。DZ102はウェットグリップと静粛性のバランスが良く、「走りも捨てたくないが普段使いの快適さも欲しい」という層に向いている。
価格差がほぼない分、国産への信頼性と静粛性を優先するならDZ102、アジアン割り切りスポーツ派ならKR20、という選び方になってくる気がします。

ヨコハマのADVAN FLEVA V701やブリヂストンのポテンザRE004になると、1本1万3千〜1万8千円くらいのレンジ。
ウェット性能や静粛性でKR20より一段上の仕上がりで、乗り心地と走りのバランスも良い。4本で比べると2〜3万円の差です。

まとめ

総評として、KR20とZC33Sの組み合わせは「割り切って楽しむ」スタイルにかなり合うと思います。R330からの乗り換えで言えば、乗り心地だけ悪化してロードノイズとウェットは変わらず、ドライグリップとハンドリングは明確に上がった、という結果でした。
「乗り心地を犠牲にしてでも走りを取った」という意識があれば、このトレードオフは納得できる範囲内だと思います。価格的にも激安タイヤの範疇でZC33Sで峠やワインディングを月に何回か走るような使い方なら、選択肢として十分アリです。
以上、KR20のレビューでした。