スマホでPV風の映像を撮る方法

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(映像ド素人です。専門的なことはわかりません。)

ジンバルは使わずiPhoneの手持ち撮影のみです。

NDフィルター無しなのでシャッタースピードはめちゃくちゃですw

最近のスマホは強力な手振れ補正、暗所性能、ボケ感など
一眼動画に匹敵する性能を持っているものもあります。

今回はスマホだけで(ハイエンドスマホじゃなくても)それっぽく見せる
方法についての記事です。
使用アプリは撮影に有料のFiLMiC Pro、編集はPCで無料版のDaVinci Resolveを使用しています。
多少のこだわりはあるので上記のソフトを使用していますが
iPhoneの標準カメラアプリと無料の編集アプリでも制作は可能だと思います。
まあでもPCの方が何かと便利で楽だとは思いますが。

私はiPhoneユーザーなのでアンドロイドのことはすみません、よくわかりません。

・夜や暗所は避ける
最新のスマホでもやはりフルサイズ一眼やミラーレス一眼に比べると
暗所の性能は劣ります。
暗所性能があまりよくないスマホを使用している場合はノイズが発生しない
明るい場所で撮影するようにしましょう。

・フレームレートは24FPSか60FPSに設定する
24FPSにするとシネマティックな雰囲気になります。

60FPSは最終的に編集ソフトで24FPSに変換するとスローモーション映像になります。
走行シーンはスローにするとおしゃれな感じになります。

私は基本60FPSで撮って全部スローにしていました。

・シャッタースピードをフレームレートの2倍に設定する
この設定だと人間にとって自然な映像に見えるようです。
24FPSなら1/48ですね。
しかし昼間だとISO感度を最小にしても映像が白飛びしてしまいます。
NDフィルターという減光フィルターを装着しないと撮影できません。

標準アプリではシャッタースピードの確認や調整はできません。
ちなみに今回の撮影ではシャッタースピードの設定は忘れていましたw(どのみちNDフィルター持っていないが)

この項目に関しては考えものですね。
NDフィルターの着脱はせっかくのスマホのよさである手軽さに欠けます。
FiLMiC Proだとシャッタースピード固定はできてもISOはオートにできないので都度調整の手間が増えます。
かといってほかに手段もないのですが…

・上下に黒帯を追加する
基本的に投稿サイトでのアスペクト比って16:9だと思いますが
映画のアスペクト比は2.35:1です。(シネマスコープ)
映画の上下には黒い帯がありますよね。
これを16:9の動画に追加するとそれっぽくなります。

撮影時に上下のスペースを考えながら撮るようにしてください。

私はアプリ(FiLMiC Pro)をつかって上下にガイド線を表示させています。
2:39:1を選択しています。

編集ソフト(DaVinci Resolve)でタイムライン➡出力ブランキング➡2.39を選ぶと
上下に黒帯が追加されます。

アナログな方法だとスマホにシールか何かを貼って上下を隠して
ガイド線をハード側に追加し、撮影することで同じようなことが可能です。

ガイド線の内側に被写体を合わせ、これを元に編集ソフト側で黒い帯を作ります。
もし他の編集ソフトで出力ブランキングのような機能がない場合は黒い画像を変形させて
被写体に合わせればOKです。

厳密に1:2.35にする必要はないので
自分が設定したガイド線に合わせて適当に作れば
それっぽくなると思います。

これに関しても考えもので
使える画角が減る分、撮影時に意識することが増えますし
スマホの手軽さを活かすなら無くてもいいかな?と最近思うようになりました。

・アプリを使うと便利
私はFiLMiC Proという有料アプリを使っています。
ガイド線以外にもシャッタースピードやISO感度の設定、細かいフォーカスの調整などが可能です。
横画面で固定できるのも便利。シネマティックな動画で縦向きはあまり使いませんからね。
縦は標準カメラで、横はFiLMiC Proと使い分けてます。

Log撮影といってカラー編集を前提とした撮影方法もあります。
LUTというものをこのLogで撮影した動画素材に当てて、より映画風の映像にすることができます。
ただしiPhoneでLog撮影を行うには課金が必要で、動画データは増加します。
今のところLogでは4K60FPSが選択できないのでスローモーションは
FHDの60FPSか、編集ソフトでオプティカルフローをというものを使うと不自然になってしまう箇所が発生する可能性はありますが24FPSや30FPSでも滑らかなスローモーション表現が可能です。

・(iPhone)少しコントラストを下げる
とりあえずコントラストを少し下げてみるとそれっぽくなります。


iPhoneで撮影すると「あ、iPhoneで撮ったな」って感じになるので
コントラストを下げるとiPhone感を少し減らせるかも…?

・ボケ感をだす
暗所と同じくスマホが一眼動画に劣る部分ですね。
最新の13Proであれば、暗所も強くシネマティックモードがあるのでかなり一眼に近い質感の映像が撮れるみたいですけど。
輪郭が不自然にボケたりすることもあるようですが…

シネマティックモードがない場合でも、編集ソフトで加工が可能です。
私はDaVinci Resolveで編集しています。

名称未設定_3.1.1
後付けボカし。車体を選択しそれ以外にボカしエフェクトを当てた。

カーブで被写体を切り抜き、トラッキングし、
それ以外の箇所にボカしのエフェクトを当ててます。
こちらも輪郭が不自然になる場合はあります。特に動きがあると。

・機内モードにしておく
動画撮影中の通知や電話は避けたいので機内モードに設定しています。
ショートカットアプリのオートメーションで
カメラアプリが立ち上がったら機内モードON、閉じたら機内モードOFFに
設定しておくと付け忘れ、消し忘れを防止できますよ。

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