激安アジアンスタッドレスは本当に使えるのか?
今回は、KENDA(ケンダ)のスタッドレスタイヤ KR36 ICETEC NEO を、ZC33S スイフトスポーツで実際に使用したレビューです。

いわゆる「激安アジアンスタッドレス」と呼ばれる価格帯のタイヤですが、結論から言うと、使う地域と使い方を選べば全然アリなタイヤだと感じました。
ただし、国産ハイエンドスタッドレスと同じ感覚で走るのは難しい、というのが正直な評価です。
この記事では、
- なぜKR36を選んだのか
- サイズ変更(195→205)の影響
- 雪道・凍結路での実走行インプレッション
- どんな人に向いているタイヤなのか
このあたりを、実体験ベースで詳しく解説します。
KENDA KR36 ICETEC NEOを選んだ理由
最大の理由は価格です。
- 2025年版
- 4本で4万円以下(購入時39440円 2025/12/31時点31,200円でした)
正直、「スタッドレスでこの価格は大丈夫なのか?」という不安はありました。
ただ、私の使用環境は以下の通りです。
- 豪雪地帯ではない
- 毎日雪道を走るわけではない
- 年に数回、雪道や凍結路を走る程度
この条件であれば、最上級のスタッドレス性能は不要と判断しました。
実際のレビューを調べても、
- 極端に悪い評価は少ない
- コストパフォーマンスが高いという意見が多い
という点も後押しになり、KR36を選択しました。
サイズ選択|205/45R17にした理由
装着したサイズは 205/45R17 です。

ZC33S スイフトスポーツの純正サイズは 195/45R17 ですが、KR36にはこのサイズ設定がありません。
実は195/45R17のスタッドレスは、国産・海外製を含めても選択肢がかなり少ないサイズです。
195→205へのサイズアップはZC33Sでは定番で、装着事例も多く見られます。
実際に装着してみて、
- メーター誤差
- フェンダーのはみ出し
といった問題は特に感じませんでした。
空気圧は前240後230です

燃費への影響
燃費はほぼ変化なしです。

実測ではリッター14〜16km程度で、夏タイヤと大きな差は感じませんでした。
ハンドリングの変化
ハンドルはやや軽くなった印象があります。
ただし、冬用ホイールが夏用ホイールより軽いため、これはタイヤ単体の影響というよりホイールの影響が大きい可能性があります。
燃費が悪化していない点も含めると、トータルではネガティブな変化は感じません。
スタック対策とESPの使い方
ZC33Sにはトラクションコントロールを含む**ESP(横滑り防止装置)**が搭載されています。
スタックして前に進めない場合は、ESPをOFF(正確には介入を弱める)にすることで、脱出しやすくなるケースがあります。
また、ホームセンターで購入できる**トラクションマット(わらマット)**も用意しました。

価格は1000円以下で、トランクに積んでおくだけでも精神的な安心感が大きく違います。
AT・駆動方式(FF)について
AT車のスノーモードは、実質的には2速発進です。
Mレンジを使い、1速・2速を意識しながらアクセルを控えめにするだけでも、雪道では十分効果があります。
また、FFは坂道に弱いと言われがちですが、雪道ではエンジン重量とドライバーの体重が駆動輪にかかるため、FRより安定する場面も多いと感じました。
最低地上高とバンパー注意点
ZC33Sはスポーツカーの中では最低地上高が比較的高めです
ただし、硬い氷雪がバンパーに接触するリスクはあるため、深雪や轍には注意が必要です。
ドライ・ウェット路面の評価
- ドライ路面:ロードノイズは静かで違和感なし
- ウェット路面:通常の雨では特に問題なし
ただし、大雨時の評価は未検証です。
実走行レビュー|雪道・凍結路での挙動
走行時の気温は −2℃。

雪はある程度溶けていましたが、路面はブラックアイスバーン寄りの凍結路でした。
普通に曲がったつもりでも滑る場面があり、一見凍結していないように見える路面ほど注意が必要だと感じました。
圧雪路では、特に橋の上で
- 発進時
- コーナリング時
に滑る挙動が出やすかったです。

体感的に安心して走れる上限は30km/h以下。
低速でもハンドルを取られる感覚があり、凍結路の下りではヒヤッとする場面もありました。
まとめ|KR36はどんな人におすすめ?
以前、FR車でブリヂストン ブリザック VRX2を履いて、より悪条件の雪道・凍結路を走った経験があります。
↑200系クラウン(FR)にVRX2を装着し、雪山上りを走っている様子

やはり安心感という点では国産ハイエンドスタッドレスが上です。
今回が初の格安海外製スタッドレスでしたが、
- 使う地域
- 走行速度
- 走り方
を間違えなければ、KR36は日常用途では十分実用的だと感じました。
向いている人
- 豪雪地帯ではない地域に住んでいる
- 雪道を走る頻度が少ない
- コストを抑えてスタッドレスを更新したい
- 海外製タイヤに抵抗がない
向いていない人
- 毎日凍結路を走る
- 限界性能や安心感を最優先したい
その場合は、性能面だけでなく精神的な安心感を買うという意味でも、国産ハイエンドスタッドレスをおすすめします。

