ZC33Sスイフトスポーツ 1型からファイナルエディションまで 結局どれが「買い」なのか問題

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ZC33Sスイスポ、気がつけば新車販売が終わって
もう中古でしか手に入らない時代になりました。
1型から4型、そしてファイナルエディションまで一体何が違うのか。
調べはじめると「結局どれがいいの?」となりがちなんですよね。自分も乗っているので、その辺りを整理してみます。

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大前提 グレードはずっと一種類

最初に言っておくと、ZC33Sのグレードはひとつだけ。
「ベースグレード」のみです。
そこにメーカーオプションで
①セーフティサポート非装着車
②セーフティサポート装着車
③セーフティサポート+全方位モニターパッケージ
の3パターンがあって、6MTか6ATを選ぶ。これだけです。
なので「型」の違いは、一般的に“1型”・“2型”と呼ばれる年次改良と
マイナーチェンジによる装備や規制対応の差、という感じになります。

1型(2017年9月〜2020年5月)

基本スペックは最後まで変わらない
K14Cの1.4リッター直噴ターボ、140馬力/23.4キログラムメートル。
この基本スペックは結局最後まで変わりませんでした。
型式はCBA-ZC33S。
装備面で言うと今の基準では物足りないところもあります。
セーフティサポートはオプション扱い(非装着車もそこそこ売れた)
スピーカーは全方位モニターパッケージ車だけ6スピーカー
それ以外はフロント2スピーカー
6AT車のアダプティブクルーズ上限が115km/h(高速で物足りない場面あり)
ワンタッチウィンカーやヘッドライトオフスイッチはまだ残っていました。
逆にいうと、いちばん「軽さ」と「素のスイスポらしさ」を感じられる
世代だと思います。
中古価格は古さもありお安めとなっています。

1型の注意点|ドアミラー不具合
ちなみに1型はドアミラーに不具合が出やすいことで知られていますが
これはスズキ側で対策品への無償交換措置が出ています。期
間延長もされていて、対策品へ交換対応されている個体も多いです。
これはけっこう安心材料かなと思います。

2型(2020年5月〜2022年9月)

2型で大きく変わったポイント
ここでけっこう大きく変わります。
型式もCBA-から4BA-に変わりました(排ガス規制対応です)。
セーフティサポート標準化
ブラインドスポットモニター(BSM)追加
後退時ブレーキサポート追加
全車6スピーカー化+ハンズフリースイッチ付き
6AT車のアダプティブクルーズ上限が130km/hに引き上げ
マルチインフォメーションディスプレイにデジタル速度計追加
ECU制御の見直しで燃費もちょっと改善
ツートンルーフが初登場

ただ、法規対応に伴う仕様変更で、
ワンタッチウィンカーやヘッドライトオフスイッチが無くなりました。
1型から乗り換えると「あれ?」となるポイントだと思います。

社外マフラー適合は注意
それと排ガス規制が変わった関係で、
1型用に売られていたマフラーが2型では適合外になる場合もあります。
車検証の型式が「CBA-」か「4BA-」かで適合が変わるんですよね。
社外パーツ選びはちょっと注意が要ります。
私が乗っているのもこの2型です。
安全装備や快適装備も充実で満足しているのですが
1型の不具合で報告されていた
電動格納ミラーの不具合が私の個体でも発生しています。
大量の水を浴びると格納が途中で止まる不具合です。しばらくすると直る、水を浴びると調子が悪くなるを繰り返しています。

3型(2022年9月〜2023年9月)

3型の変更点
3型は、見た目や走りはほぼ2型と同じ感覚です。
大きな違いはここ。加速走行騒音規制対応
内装にピアノブラック加飾が増えて、質感がちょっと上がりました。

マフラー選びはさらに注意
排気騒音規制への対応がいちばん大きいポイントで、
これも社外マフラー選びに影響します。
3型用と適合表示があるものでないと車検が通らない場合があります。
正直、装備の進化という意味では2型と3型の
差はそんなに大きくないかな、という気がします。

4型(2023年10月〜2025年2月)

4型で追加・変更された内容
ここで「完熟」という感じになります。
セーフティサポート非装着車が廃止(全車セーフティサポート標準)
メーターパネル内にリヤパーキングセンサーの作動表示灯が追加
価格改定(原材料高騰で223万円台に)

標準車は2025年2月で生産終了になりました。
中古市場でもまだ走行距離が少ない個体が多くて
安全装備もぜんぶ入っているので
新しめのスイスポが欲しい人にはここがいちばん安心、という印象です。

ファイナルエディション(2025年3月〜11月)

最後を飾った、期間限定で販売された特別仕様車です。
6MT 232万9800円/6AT 240万1300円
フロントグリル・アルミホイールがグロスブラック仕上げ
専用デザインのブレーキキャリパー、専用エンブレム
Cピラーに「ZC33S」の続き文字デカール
インパネ・ドアトリム・コンソールにヒートグラデーション加飾
グロスシルバーのステアリングガーニッシュ
新色フロンティアブルーパールメタリックの追加

ただし、エンジン・ミッション・足まわりは標準4型と同じ。
走りに変更はありません。
なので「走りで選ぶ車」というより「最後の記念モデルとして選ぶ車」です。
標準車から一律16万5000円高、ボディーカラーによってはそれ以上の価格差
という感じです。

値段の話

じわじわ50万円ほど上がりました 。
新車価格の推移、ざっくり並べるとこんな感じです。
1型187万3800円
2型201万7400円
3型202万1800円
4型216万4800円
ファイナルエディション232万9800円
8年で50万円ぐらい上がっています。
原材料の高騰や装備追加を考えると普通の値上がりという気もします。

中古相場

新車価格と比べると、いまの中古相場は1型なら150万円前後
2〜3型で180万円前後、4型で230万円前後
ファイナルエディションは260万円〜と、状態によってはけっこう新車価格に近いもの、4型・ファイナルエディションの極上車だと
新車価格越えのプレ値がついているものも出てきました。
スイスポは生産終了の発表が出てから相場が動いた感じがあって
新型スイフトのスポーツモデルがまだ出ていないこともあって
下がりにくい状態が続いています。

中古で買うなら
コスパ重視なら1型。150万円前後で見つかる。
安全装備の少なさが許せるならいちばんお買い得
ドアミラーの不具合は対策品への交換対応が行われています

バランス重視なら2型〜3型
180〜200万円で装備も走りも完成度が高い
個人的にはここがいちばん「ちょうどいい」
装備面も考慮するならこれが一番コスパ良いとも言えます。

新しさ重視なら4型
状態いいものですと、200万超えてきますが
標準車の中で一番新しい個体が選べます。

長く乗りたい人向け
記念モデル狙いならファイナルエディション
260万円〜と高め。絶版車で生産終了済み
リセールは最強で今後も価値は落ちにくいかと。

中古車選びで注意したいポイント

改造車は慎重に見る
中古車選びの注意点としては、改造ベース車として人気だったので
ノーマルに近い個体を探すならディーラー認定中古車のほうが安心だと思います。あとは年式に対しての走行距離を見るのも大事ですね。
サーキットを走らされていた個体だと
見た目はノーマルでも中身がそれなりに疲れている、というのもよくある話です。

エンジンマウントとクラッチは要確認
それと意外と見落としがちなのが、エンジンマウントとクラッチ。
エンジンマウントは6万キロ前後から劣化や亀裂の報告が比較的多いようです。
MT車なら、クラッチの残量とフライホイールの状態も確認しておきたいところ。
試乗ができるなら、半クラの位置と発進のジャダーは要チェックです。

まとめ

新車では買えなくなったZC33Sですが、中古市場にはまだ選択肢がたくさんあります。
「自分はどれ寄りか」を決めてから探すと、サクッと候補が絞れる気がします。
生産終了で絶版車になった今だからこそ、ノーマルに近い個体は
将来的にも価値が残りやすいんじゃないかなと思っています。
以上、ZC33Sの型についての動画でした。